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えー。 
 というわけで行ってきたぜ、神戸、行ってきたぜグループSNE本社。

 無論、「棄てプリ」TRPGのテストプレイの為。
 メンバーはマスターに「バトルテック」や「モンコレナイト」の黒田和人氏。
 プレイヤーに私、ぐりま、んでもって富士見のゲーム課のOさんとKさん。

 ちなみに私とぐりまは素人同然。私は以前、友人のキッシー嵐山と一度TRPGはやった事があるけれどそれだけ、ぐりまは「ソードワールド」リプレイ読者ではあるけれども実際にプレイした事は無い。

 んでもって。

 正直、「棄てプリ」の世界って敢えて回復魔法とかそこらを設定していないというか、「無い」という事にしていたので、どうなる事か、と心配はしていたのだが、これは杞憂というか、要らぬ心配だったらしい。
 黒田氏によれば「このゲームは戦闘で相手を叩き伏せるのが目的ではないんですよ」との事。

 これはちょっと目から鱗だった。
 でもよく考えてみれば、単純なパワーゲームはそれこそコンピュータRPGに任せておけばいい。戦闘そのものを楽しみたいのなら、それこそラグナロクオンラインから、ファイナルファンタジーまで、その手のシステムが充実したネットゲーも多い。

 TRPGってのはそういうのではない。いや、TRPGユーザーには当たり前の事かもしれないが、改めて言われるまで、私は意識した事はなかったのな。「むしろ戦闘は避けて解決する」方がTRPGとしては楽しめる、という事に。

「説得しましょう、説得」
 と黒田氏。
 つまり、格好良い決め台詞とか、登場人物達の感情とか、そういうのの絡み合いを自分達で演じながら、行うというか。リアルタイムで「ハッピーエンド」を目指してこなす演劇というか。 
 文化祭のノリですな。

 考えてみればドラマはそういうもんではある。敵を倒して全て解決、とか言われると確かに底の浅いドラマに見えるし、それだけで解決する物語は、まあつまらんものが殆どではあるよなあ、と。

 交渉、洞察、議論、みたいなのをむしろ「武器」として話を解決する。
 戦闘は最後の武器だ、みたいなノリがむしろ新鮮だった。

 ちなみに5時間ほどでやったのだが、手慣れた黒田氏のマスタリングや、O氏、K氏のロールプレイングに助けられて、結構私やぐりまも楽しめた。

 このゲーム、キャラメイクは在る程度運に左右される部分があるので、結果的に妙なキャラが勝手にできあがるのが面白い。むしろバランスの悪いキャラが出来たら、その方が活躍させ甲斐があるというか。

 榊のキャラ=漁師の息子で一時期グレていたが、操船の特殊技能を買われてラインヴァン王国海軍に就職。その後、海軍情報部に移籍、諜報活動に。ぐりまのキャラの従者のふりをしつつ(カモフラージュ)、諸国漫遊。

 ぐりまのキャラ=典型的なお嬢様。一通りの英才教育を終え、世間を見て回って見聞を広めるために旅をしている。普通の世間知らず。

 となっており、他に、魔法を学んでいたインテリだけど道を踏み外した魔導士崩れ、裏社会に通じている上に偽名を名乗っている怪しい男、という二名が仲間。

  …………ってこれ、単に世間知らずのお嬢様をチンピラ風の三人がカモにしてるだけに見えるが(笑)。何というか、今回は殆どダイスの目に従って設定を決めていく方式を採ったのだが(フルカスタムしてキャラを作る事も出来る。バランスを崩す可能性も大きいが、その気になれば<竜騎士>を演じる事も出来たりする)、妙なでこぼこメンバーになったのは楽しかった。

 この四名がまあ成り行きで事件を解決する訳だが、結構面白い話に仕上がったと想う。それこそリプレイとか出したい位(録音してないので無理だが)。
 まあ黒田氏のマスタリングとシナリオによるところが大きいとは想うが、ちょっとTPRGというもののおもしろさが分かったような気がする一日であった。

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