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 ああ。なんてこった。

 ぷくが。ぱっぷくどんが。ウミガメの様な泳ぎで私を楽しませてくれていたスッポンモドキが。

 死んだ。





 ――と想った、マジで。
 いや、実は年始参りだ、仕事だと、ばたばたしていたせいで、水槽のヒーターがコンセントから外れている事に気が付かなかったのである。

 気が付いた時には腹を上にして水底に沈んでいた。

 見た瞬間、『死んだ』と確信してしまった。
 それでも取り出してみたのは、『もしかしたら――』と想ったのだろうが、完全に冷たくなっていて、ぴくりとも動かない。手足も脱力したままで呼吸している様子も無い。

 もう完全にパニックになった私は、丁度家に帰ってきたぐりまに「ぷくが死んだ!!」と叫びつつぷくの身体を掌に載せたまま右往左往。

 だが「え? 本当に? 本当に死んだの?」
 とぐりまに言われてふと我に返り、慌てて暖めてみる。25度位の温水に浸けてみたのである。

 そうすると――動く! 尻尾が動いてる!!

 もう仕事そっちのけで(すんません)ガスファンヒーターの前にぷくと温水を入れたバットを置いて様子見。結局、それから二時間ほどでぷくは何とか触れば反応する程度には動ける様になった。

 ところが、だ。
 麻痺したのか酸欠が神経に来たのか、元通りに粋そうに入れると、溺れるのだ。
 終生水中で暮らす筈の亀が、息が出来なくて(水面まで上がれなくて)もがいているのである。

 再び恐怖する私。
 どうも後ろ足が全く動いていないので、浮き上がるのに推力が足りないらしい。
 マジで目の前が真っ暗になった。
 私がうっかりしていたせいで、ぷくはもう泳げない身体になったのではないか。泳げないスッポンモドキとは飛べない鳥であり、歩けない犬である。ごくごく当たり前に出来る筈の事を私の不注意が出来なくしてしまった訳で――

「たかが3980円の亀でしょ」と言う人もいるかもしれんが、少なくともその言葉に違和感を感じない様な人間にはなりたくない。偽善かもしれないけどな。

 で、結局インターネットで探した動物病院(爬虫類も結構本格的に治療してくれるらしい)にぷくを連れて行く。

 結論から言えば、基本的な診察でぷくの体内に異常は認められなかった。
 なのでリハビリ(!)していれば元通りに泳げるようになる可能性もある、との事。

 ほっとすると同時に驚愕。
 この獣医さん、どーやってぷくのレントゲンとったんだ!?(いやまあ、実はきちんと映る様です、亀でも)

 でもって更に。
「じゃあ栄養剤と抗生物質、点滴しときますから」

 点滴!!
 全長十五センチ余りの亀に点滴ッ!?

 出来るのかっ!? と想ったが数分後、ぽちっと前脚の付け根に点滴の跡を残しつつぷくは戻ってきた。

 で、家に帰って溺れない程度の水深にして温水に戻す。
 するとまあ動くこと動くこと。あの獣医さん、やばい薬でもキメたんじゃねえだろな、とか(失礼)想う位に元気に動く。
 でもまあ、やっぱり後ろ足の動きは鈍かったりするのだが。

 とりあえず様子を見よう、とは獣医さんのお言葉。

 良くなってくれるといいのだが。
 ごめんよ、ぷく。そいでもってがんばれ。

 

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