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そろそろ洒落にならん様になってきたか。 

 何の話かというと、例の児童ポルノ規制法案ね。

 http://mitb.bufsiz.jp/
 
 まかでみックスでギャグのネタにした事もありますが、全体的にこう、適当っつーか、ヒステリックな規制推進派の「疑わしいところは周辺もろともなぎ払え!」的な強引さがどうにも。

 以前、「児童ポルノを擁護する人間は全て頭がおかしいと認定すればいいのだ」「そうすればいちいち証拠だの理屈だのを提示しなくても強制的に規制して取り締まれる!」みたいな事をおっしゃってた自称有識者のおばさんがいますが。<これ差別発言じゃないのか?

 いやちゃうねん。
 俺等言ってるの、別に児童ポルノが無くなったら困るとかそういう話とちゃうねん(困る人もいるのかもしれんが)。

 明確な客観的判断基準の無いもので、違法合法を決める事が、法治国家としてやばいって話をしてるねん。

 現状の、例えばヘアヌードなんかでも分かる様に、「局部が映ってたらダメ」だってんならまあ、分かる。
 でも「わいせつ」に感じるかどうかとか、個人の問題だし、ましてやそれを判断するのが、例えば「漫画家」っていうと一括りにして、鳥山明もさいとうたかをも区別付かない人達だってのが怖いねん。

 それはつまり理論だった立証責任が無いって事だから、例えばたまたま機嫌が悪い状態の審査員が、「ええいどいつもこいつも脳天気にしょうもない絵を描きやがって! 全部違法だ!」とかその時の気分でやってもどうしようもないんですな。

 意外に思うかもしれんけど、法律とそれに基づいて運営されるシステムってそういう処があるのよ。

 知ってる? 
 例えば分野は全然違うけど、法務局。
 商業登記つって、会社を作って登記するときに、書類揃えて提出しなきゃならないんですが。その時に会社の目的を書かないといけないんですね。

 出版業、とか電子計算機上にて行う遊戯ソフトウェアの開発(ゲーム開発ね)とか明記しないと、その仕事をやっちゃいけない。
 ところがですね。
 この明記ってのが厄介で。
 ぶっちゃけ、新しい職業だと認められなかったりする訳ですよ。
 あるいは前例が無いと認められない。
 だから、きっちり書類を作って提出しても、法務局の係官の胸先三寸で「え? こんなのしらねえよ」みたいな風に判断されると、却下される。
 いや、それも、責任持ってしてくれてるんならいいんですが。
 問題は、各地方の法務局で対応がばらばら。
 例えば、A法務局では認められた「ゲーム開発」って目的が、B法務局では「電子計算機上にて云々」でないと通らなかったりする。で、この根拠は、係官の見た「印象」なんですよね。
 だから司法書士事務所は、商業登記する前に、「ええと、こんな書類出したいんですけど、認めて貰えますか?」といちいちお伺いをたてにいく。場合によっちゃ、認めて貰い易い様に、まあ、あまり褒められたことじゃないよーな真似までする。
 何と無意味な事か。
(まあ私が司法書士補助者やってたのは十年ほど前なので、今は電子化だの何だので改善されている可能性はあるんですが、少なくとも十年前はこんな感じだったのですよ)

 これと同じなんだろうなあ、と。
 判断権限を持った人間の胸先三寸で決定できるって事は、当然、付け届けだの何だので判断を歪ませる事だって出来るって事です。当然、利権も発生するだろうしね。

 誰が見ても判る様な、明確なラインがあるんならいいんですが。
 どうもそうじゃないっぽいっていうか。

 ましてや「非実在青少年」なんて言葉を作って「絵」まで対象にするとなると、どうなるか。

 例えば少女の胸を強調した画風の挿絵は、人によっては「わいせつだ!」と判断出来ます。
「この胸を強調した服や、描き方は、青少年にみだりに性欲を喚起する作用がある! 違法!」
 
 という事で、まあ、私の本でいえば、「棄てぷり」とかは無理矢理アウトに出来ます。
「まかでみ」も出来るでしょうな。
 ああ、勿論「イコノクラスト!」は違法に出来ますよ(苦笑)。

 つか、違法じゃないのってどれだ。「ストジャ」くらいか?「キミボク」も「フェイク・フェイク」も「クラック・ハウンド」も「ミカヅチ」も「ポリフォニカ」も「姫様はお年頃」もアウトだな。「ストラグル・フィールド」もちょっとそういうシーンあるからアウト。

 あ、「ディスパレイト」はアウトには出来ないか。
 でもそれ位じゃないかなあ、全く、水着とか、下着とか、性的描写とか、一切出てこないのって。
 あ、ストジャもよく考えたら、二巻の口絵がエロいと言われればそこまでだな。

 私の著作、殆ど該当します。
 つかな、例えばキャミソールが「殆ど水着だよね、あれ」なんて言われた事があるように――現実の人間が着て歩いている衣装を、マンガやラノベの中で描写したら、それが違法、という風にする事も出来る訳なのな。

 ビキニの水着だって、夏に海辺やプール行けば見られるよね?
 でもこれもマンガやラノベの中に出てきたら「わいせつだ!」と叫ぶだけで規制出来る。
 
 ああ、そういえば「キスシーン」もアウトだっていう主張ありましたねえ。
 これも「人前でキスなんてわいせつ!」というおばさんなりおじさんなりが一人いれば、アウト。

 まあそりゃ、この国の表現の自由は死ぬ、と騒がれるわな。
 ところでその理屈でいけば石原都知事の著作も何本かアウトに出来る筈なんだが。
 
 その辺、あの人はどう考えているんだろうなあ。

 などと、思う今日この頃。 
 
 正直、以前にも反対意見をメールで該当機関に一度送ってるけど――さて。
 都条例なんだから都民以外の意見は無視、くらいの事はあるんだろうか。 

 繰り返すけど。
 何がやばいって、
「合法違法の判断が、特定個人の感覚で決まる」
 これが途方もなくやばい。
 ましてや――上記のおばさんみたいに「私達の法案に反対する連中は頭がおかしい事にしてしまえば、論破する必要無い」とまで言い切っちゃう人が推進派メンバーとして居るって事は、法案が可決された先にどんな未来が待ち受けているかは、まあ歴史チョット学んだ人間なら分かりますわな。

 ついでに言うと悪法ってのは、それが悪法だって分かっても廃止するのに時間かかるものなんよ。
 禁酒法とか見てれば判る様に。
 その間、この国の文化やエンターテイメント産業が被る被害を考えるとなあ………… 


 これ読んだ人で、まあ時間の在る人は、よおく考えて、「やばい」と思ったら何らかのアクション起こしてください。ポルノがどうこうじゃない、一歩間違うと法治国家崩壊の序曲ですよ、これ。

コメント

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お先真っ暗だー

太字の文お久しぶりです。
10年後、20年後にこう言われたくはないですね。
斜体の文「何で自然に成長させてくれなかったんだ。18歳までエッチな事は一切禁止で、いきなり解禁されたから何をやっていいか判らないんだぞ。」

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